3年 化学変化とイオン(穴埋め問題)

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原子の構造とイオン

  • 電離・・・電解質が水に溶けるさいに、陽イオンと陰イオンに分れること。
  • 電解質・・・水にとかしたとき、電流が流れる物質(例)食塩
  • 非電解質・・・水にとかしても、電流が流れない物質(例)砂糖
    • 原子の構造

      • 原子・・・物質をつくっていて、それ以上分けることのできない最小の粒。原子核電子からなる。
        • 原子核・・・原子の中心にある。陽子中性子からなる。
          • 陽子・・・+の電気をもつ
          • 中性子・・・電気をもたない
        • 電子・・・-の電気をもち、原子核のまわりを飛びまわっている

      ※原子の種類によって陽子、中性子、電子の数が異なる

      ※原子全体としては陽子と電子の数が等しく電気を帯びていない。

      イオン

      • イオン・・・原子が電気を帯びたもの。+の電気をもつ陽イオンと-の電気をもつ陰イオンがある。
        • 陽イオン・・・原子が電子を失うことで、+の電気を帯びたもの。
        • 陰イオン・・・原子が電子を受け取ることで、-の電気を帯びたもの。
      • イオン式・・・イオンを記号で表したもの。電離はイオン式で表すことができる。
        • 1価の陽イオン ⇒ 水素イオンH+)、ナトリウムイオンNa+)、アンモニウムイオンNH+
        • 2価の陽イオン ⇒ 銅イオンCu2+)、マグネシウムイオンMg2+)、亜鉛イオンZn2+
        • 1価の陰イオン ⇒ 塩化物イオンCl-)、水酸化物イオンOH-)、硝酸イオンNO3
        • 2価の陰イオン ⇒ 硫化物イオンS2-)、硫酸イオンSO42-
      • 電離をイオン式で表す
        • 塩化水素の電離(HCl → H+ + Cl-
        • 塩化ナトリウムの電離(NaCl → Na+ + Cl-
        • 塩化銅の電離(CuCl2 → Cu2+ + 2 Cl-
        • 水酸化ナトリウムの電離(NaOH → Na+ + OH-
        • 硫酸の電離(H2SO4 → 2 H+ + SO42-
        • 硫酸銅の電離(CuSO4 → Cu2+ + SO42-

      電気分解とイオン

      塩化銅水溶液の電気分解

      • 陽極→塩素が発生する。(刺激臭、脱色作用、黄緑色)
      • 陰極→が付着する。(赤かっ色、金属光沢)
      • 化学式とイオン式で表す※電子をeで表すと
        • 電離 CuCl2 → Cu2+ + 2 Cl-
        • 陽極 2 Cl- → Cl2 + 2e-(塩化物イオン → 銅 + 電子
        • 陰極 Cu2+ + 2e- → Cu(銅イオン + 電子 → 銅)
        • 化学反応式 CuCl2 → Cu + Cl2(塩化銅 → 銅 + 塩素)

      塩酸の電気分解

      • 陽極→塩素が発生する。(刺激臭、脱色作用、黄緑色)
      • 陰極→水素が発生する。(音をたてて燃える
      • 化学式とイオン式で表す※電子をeで表すと
        • 電離 HCl → H+ + Cl-
        • 陽極 2 Cl- → Cl2 + 2e-(塩化物イオン → 銅 + 電子
        • 陰極 2 H+ + 2e- → H2(水素イオン + 電子 → 水素)
        • 化学反応式 2HCl → H2 + Cl2(塩酸 → 水素 + 塩素)

      酸とアルカリ

      • ・・・水溶液にしたとき、水素イオン(H+)を生じる化合物(例)塩酸(HCl)、硫酸(H2SO4)、硝酸(HNO3
      • アルカリ・・・水溶液にしたとき、水酸化物イオンOH-)を生じる化合物(例)水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、アンモニア(NH3

      ※アンモニアは水にとけることでOH-を生じる

      • pHピーエイチ)・・・酸性、アルカリ性の強さを数値で表したもの。が中性で、数値が小さいほど酸性が強く、数値が大きいほどアルカリ性が強い。
      • 中和・・・酸とアルカリの水溶液を混ぜ合わせたとき、水素イオンと水酸化物イオンが結びついてをつくり、互いの性質を打ち消し合う反応。

      えん)・・・酸のイオンとアルカリのイオンが結びついてできた物質

      電池とイオン

      • 電池・・・物質のもっている化学エネルギーを化学変化によって電気エネルギーに変換する装置。充電のできない一次電池と充電のできる二次電池がある。
        • 電池の構造・・・電解質の水溶液に2種類の金属板がある。金属の組み合わせで電圧の大きさが決まる。
        • 木炭電池・・・木炭に食塩水で湿らせたキッチンペーパー、アルミニウムはくの順に巻いてつくる。木炭が極、アルミニウムはくが極になる。電池としてしようするとアルミニウムはくがボロボロになる。
        • マンガン電池・・・極に亜鉛、極に二酸化マンガンを使用した一次電池。
        • 鉛蓄電池・・・極に鉛、極に酸化鉛になる。電解質の水溶液に硫酸を用いた二次電池。
        • 燃料電池・・・水の電気分解の逆の変化で電流を起こす電池
          • 水の電気分解 2H2O → 2H2 + O2
          • 燃料電池  2H2 + O2 → 2H2O

      銅と亜鉛と塩酸の電池(ボルタ電池)

      • -極(亜鉛版)Zn → Zn2++ 2e-
      • +極(銅板)2H+ + 2e- → H2