これで完ぺき!理科の総まとめ(自然・科学技術と人間)
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自然環境と人間
生態系
環境
ある生物を中心に考えたとき、その生物を取り巻いている外界
生態系
ある地域における生物と環境(水、空気、土など)を総合的にとらえたもの。
食物連鎖
生物どうしの食べる食べられるの関係。光合成をおこなう植物などから始まる。
食物網
食べる食べられるの関係が網の目のようになったもの。
生産者
無機物から有機物をつくる生物(例)植物
消費者
植物や他の動物を食べることで養分をとりいれる生物。(例)草食動物、肉食動物
土中の小動物や微生物のはたらき
分解者
生物の死がいや動物の排出物などの有機物を養分としてとりいれ、無機物に分解する。
(例1)ミミズ、ダンゴムシ
(例2)菌類・細菌類
物質の循環
炭素の循環
生物の体をつくる有機物は炭素を含む。炭素は食物連鎖や呼吸、光合成によってかたちをかえて、自然界を循環している。
光合成
二酸化炭素 + 水 → 有機物 + 酸素
呼吸
有機物 + 酸素 → 二酸化炭素 + 水
生物の数量的な関係
緑色植物(生産者)→草食動物(消費者)→肉食動物(消費者)の順に数が少なくなる
生物数のバランス
食べるものより食べられるものの方が多く、数が変動しても、つり合いが保たれるようになっている。
プラスチック
プラスチック(合成樹脂)
石油などを原料として、人工的に合成された物質
プラスチックの特徴
軽い
熱や力によって加工しやすい
さびない
くさらない※
電気を通さない※
※最近では微生物によって分解されるプラスチックや、電気を通すプラスチックが開発されている。
いろいろなプラスチック
ポリエチレンテレフタラート | ポリエチレン | ポリスチレン | ポリ塩化ビニル | ポリプロピレン |
PET | PE | PS | PVC | PP |
1.38~1.40 | 0.92~0.97 | 1.06 | 1.2~1.6 | 0.90~0.91 |
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※上から名称、記号、密度、特徴
新しい科学技術
A.I(人工知能)やVR(仮想現実)、ロボット、ナノテクノロジーなどの新しい技術が研究によって生まれている。
新素材
- カーボンナノチューブ
- セルロースナノファイバー
- 自己治癒セラミックス
自然の恵みと災害
様々な災害
地震
プレートの移動によっておこる。建物の倒壊や土砂崩れ、津波などの原因となる。
出典:「全国地震動予測地図2014年版」(地震調査研究推進本部)
津波
地震などで起こる高波。町や村がのみこまれるときもある。
出典:「全国地震動予測地図2014年版」(地震調査研究推進本部)
火山の噴火
火山灰、火砕流、火山ガスなどの災害が起こる。
台風
大雨や強風による災害もあるが、農業にとって雨水を運ぶ側面もある。
環境保全
水生生物による水質調査
指標生物
生育している地域の環境条件の判定に用いられる生物。
人間の活動による自然界への影響
赤潮・アオコ
生活排水に含まれる窒素化合物によってプランクトンが大量発生する現象。
大気汚染
酸性雨、光化学スモッグ等の原因となる。
オゾンホール
フロンによってオゾン層が壊されたもの。地表の紫外線が増加する原因となる。
外来種
海外から持ち込まれて定着した生物。生態系を壊してしまう。(例)オオクチバス
生物濃縮
食物連鎖の過程で体内に蓄積された物質の濃度が高まること。(例)マイクロプラスチック
エネルギーの供給
エネルギー資源とその利用
- 昔…人力、馬、牛、薪
20世紀…石炭、石油(産業革命による蒸気機関)※限りのある資源 - 現代…電気(エネルギー変換がしやすい、離れた場所にも供給しやすい)
- 未来・・・永続的エネルギー(例)太陽光、地熱、風力など
コージェネレーションシステム
燃料による発電と同時に発生する熱を有効活用するしくみ
循環型社会
天然資源の循環を可能にし、再利用の割合を高めた社会(例)生分解性プラスチック、燃料電池自動車など
3つのR
リデュース(Reduce)…廃棄物の発生抑制
リユース(Reuse)…再使用
リサイクル(Recycle)…再資源化
SDGs(持続可能な開発目標)
SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。