ふたばのオンライン講座を活用した自由進度学習の進め方
1.単元計画表(進度表)を配布する
私の場合は上記のような学習進度表を使っています。両面印刷で表側には学習計画、裏側にはまとめを記入できるようになっています。まとめは今までのノートのように、自分なりに学習内容をまとめていきます。
電流の進度表word版はこちらからダウンロード
生命の連続性の進度表Word版はこちら
(※編集して使っていただいて問題ありませんが、学校の授業以外でのご使用はご遠慮ください。)
2.自由進度学習の流れ
① 進度表と確認テストの1枚目を受け取る
ふたばの理科授業動画 確認小テスト
② 各自タブレットでオンライン講座を見る(&教科書を読む)
ふたばのオンライン講座
※私はCanvaで自由進度学習用のサイトをつくって取り組ませています。一般公開用もあるので、もしよかったら見てみてください。
自由進度用学習サイト(公開用)
使えそうであれば、URLを子どもに伝えてください。
③ 学習班(4人班)でオンライン講座を元に確認テストに取り組ませる。早く終わった生徒は他の生徒に教える(学び合い)※教える友達がいない場合はデジタルドリルやワークを進める。
④ 学習班全員が確認テストを終わらせたら、班で解答の確認をして、学習班の代表が確認テストをまとめて教師に持ってくる。(班のプリントはすべて同じ解答になります)
⑤ 解答に問題がなければ、教師が全員のプリントに日付印を押して確認テスト2枚目(or演習プリント)を配布(OKでないなら代表の生徒に問題点を伝え、班で再度学び合い)
⑥ 確認テストに対応するデジタルドリル(私の自治体ではQubenaを導入しています)をクリアする→デジタルドリルの評価(A〜C)を各自で進度表に記入
※自治体でデジタルドリルが導入されていない場合は、①副教材のワークに付属するデジタルドリルに取り組ませる②指導書や副教材に付録するFormsの問題に取り組ませる③ワークを進めるなどして下さい。
⑦ (進度表の)学習達成確認課題を記入
⑧ 他の班員がまだデジタルドリルや学習達成課題に取り組んでいる場合は学び合いorワークを進める。(さらに余裕のある人は入試問題にチャレンジさせる→※入試問題ソフトmanaviを使っています。)
⑨ 班員全員がデジタルドリルと学習達成確認課題(⑥⑦)を終わらせたら、班全員で次のオンライン講座に進む(対応するプリントは⑤でもらっています)
①~⑤が学習班、⑥~⑦が個人での学習となります。
まとめは、授業ノートのように生徒が適宜記入していきます。
※オームの法則、圧力、飽和水蒸気量など確認テストだけで問題数が足りない場合は、演習プリントを確認テストに追加しています。
3.1時間の授業の流れ
授業はミニレッスン10分(一斉形式)→自由進度学習40分で進めています。私の場合、ミニレッスンは、
- 生徒がつまづきやすい部分を教える
- 「考えるカラス」など生徒の思考力が試される動画を見せる
- Quizizz(ブラウザアプリ)によるゲーミフィケーションを取り入れる
などの活動をしています。
※Quizizzで「ふたば塾」で検索すると私がつくった問題を見ることができます。Quizizzは(自由進度用学習サイト)で事前に学習することもできます。
生徒の学習意欲が高まるような取り組みを取り入れてみてください。私はデジタルバッジなどを取り入れています。
単元テストは図と重要語句を中心とした「単元基礎テスト」と、市販の白プリなどを活用した「単元テスト」の両方を用意しています。難易度の異なる単元テストを行うことで学力の低い子も高い子もその力を見取ることができます。
単元基礎テストは↑こちらからダウンロードすることができます。
学習が苦手な生徒にはヒントプリントとしてふたばの参考書を配布してもいいかもしれません。
ふたばの中学理科参考書
オンライン講座、確認テストと同じイラストで要点を絞っているので分かりやすいはずです。
実験、白プリ、単元テストは一斉で行っています。白プリをチェックポイント、単元テストをゴールとして日程を決めて自由進度学習に取り組ませることで生徒に進度を意識させることができます。白プリを購入していない先生はふたばの白プリをご利用ください。
ふたばの白プリ
最後に
自由進度学習の進め方を書きましたが、文章だけではイメージが湧かないと思います。まずは、実際に生徒が行う流れで学習に取り組んでみてください。イメージがつかめるはずです。私は大阪の公立中学校に勤務しています。近隣にお住いの方はぜひ授業参観に来てください。生徒が自ら学びに向かう姿は本当に素晴らしいです。
何か質問があれば遠慮なくお問い合わせフォームよりご連絡ください。
※プリント等に訂正があれば、ご連絡いただけると嬉しいです。